血液オゾン療法と歯周病治療について

今から70年程前のドイツで、体内の血液を100~150CC程採決しつつ医療用オゾン機器で酸素飽和度を最大限にしつつ、体内に戻すという血液オゾン療法が考案されました。

保険適用外の治療になりますが、例えば英国のエリザベス女王の母親であるクイーンマムが、愛好家であった事でも有名であり現在もドイツを始めとしたヨーロッパではオゾン療法はメジャーな治療として知られています。

そんなオゾン療法ですが、実は歯周病治療やインプラント歯周炎と言った炎症が伴う治療においても大きい効果を発揮します。全身の細胞は例外なく酸素の影響を受けており、歯周病関連の治療でも医師の力量や患者の歯磨き等が物を言う部分も当然大きいですが、本人の自然回復力が高ければその分だけ治療の効果も当然大きくなります。

例えば欠損した部分を補う為に再生治療を行っているならば血液に十分な酸素が満ちている事により、よりしっかり治る事が期待出来ますし、病原菌を除去する為の処置を行っているならば、体内の免疫力が酸素により活発化していた方がより大きいメリットを見込む事が出来ます。

更に、此処に高濃度のビタミンCを補う治療等が加われば、通常よりも早い回復も夢ではありません。つまり、歯科関連のサポート部分でオゾン療法には、大きい可能性が秘められているという事です。

医療の進歩

血液オゾン療法と歯科治療の関連性について

血液オゾン療法は、赤血球により多くの酸素が結合する事によって末梢血管が拡張し、酸素を嫌う癌細胞にも波及するする事によってアンチエイジングや免疫力向上という点で大きいメリットがあります。

そんな血液オゾン療法が、歯科治療の方で具体的にどんな影響を出すかといえば、歯周トラブル全般の予防と治療効力の増大の点が大きいです。

ブラッシングが足りていない等の要因が重なれば、歯茎の血行が悪くなる等して結果として周辺組織の破壊が進んでしまう事が少なくありません。

更にそれが進んでしまえば、歯周に存在した病原体が全身に広がってしまい、あるいは認知症関連や心臓等、多くの臓器や神経関係に悪い結果をもたらす事も見逃せないポイントです。

ですが、血液オゾン療法による全身の組織力の活発化はその問題をことごとくカバー出来ます。ちなみに、血液オゾン療法には1990年代まで0.0007%の割合で軽微な副作用が報告されていた事もありますが、原因はオゾンの容器にある事が判明しており現在では、容器に対策がされる事で以降の問題は報告されなくなったという事もポイントです。

作用の報告

より高い汎用性を持っているからこそ、歯科治療にも適用可能という訳であり、より確実な再発防止等を考えるのでしたら、この治療を採用している病院に行ってみるのも1つの選択肢と言えます。

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