甲状腺機能亢進症やG6PD欠損症の患者はNG

オゾン療法は、ヨーロッパ諸国で広く認知・確立された治療法です。

ドイツではすでに70年近い歴史を誇るなど、日本と比べてもかなり有名な方法と言えます。

イギリスの王太后がこの注射療法を選択し、101歳という長寿を全うしたのも広く知れ渡っています。

アンチエイジングの効果が高いということで日本国内でも徐々に導入されていて、保険診療の治療ではなかなか改善しにくい症状や、疾患に期待する治療法として注目を集めている療法です。

体にもたらす効果として挙げられるのが、抗酸化力の強化や全身の酵素化・免疫機能の改善・向上、細胞の活性化・末梢血流の増加などです。

療法の効能

ただし、すべての人にこの注射が利用できるというわけではありません。

基礎代謝が亢進して、コントロールすることができない甲状腺機能亢進症の患者には禁忌とされています。
甲状腺ホルモンを刺激して、急激な低血圧を引き起こしてしまう可能性があるからです。

また、G6PD欠損症も同様に注射を打つことができません。
事前にG6PD検査を実施して活性が低い人は、重症の急性溶血性貧血発作を起こすことがあります。

日本人のG6PD異常症の頻度は、0.1パーセントほどで諸外国に比べて低いとは言われていますが、念のために検査を受けておいた方が安心です。

妊娠中の人も利用を控えるべき

オゾン療法は、1つの疾患に絞って効果のある薬を投与する今までの治療とは、根本的に異なっています。
個々の細胞を活性化させることで自己治癒力を高める治療なので、たくさんの病気に効果がありますし、予防効果も大きいです。

赤血球が連結してしまい、ドロドロの状態からオゾン療法を行うことでサラサラな血流になり、きれいな血液が体中に送られることになります。
内臓疾患などに効果があるのと同時に、お肌の若返りを促進する作用も期待できるのが特徴的です。

若返りの実感

さらに、血流の改善によって血の巡りが悪いことで起こる肩こりや冷え性むくみなどの改善にも効果を発揮します。
冷え性やむくみ、肩こりに悩まされている女性は多く、これらを改善したいという理由でこの療法を選択する人もまたたくさん存在しています。

ただ、妊娠中の妊婦には安全性を考慮して利用することができません。
それまで療法を継続していたとしても、妊娠中だということが分かった時点で控えた方が良いです。

高い効果を実感している人は特に途中でやめるのはもったいないと感じることも多いですが、お腹の赤ちゃんの安全を考えて、しばらくは休憩したほうが無難です。

クリニックでもリスクを考え、一時中断することをすすめているところがたくさんあります。

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